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現地レポート

2014-06-26パスタ&パスタソース製造者を訪問しました

現在、新商品として販売開始に向け準備中である、パスタとパスタソースの製造者を訪問しました。

まずは、パスタソースの製造工場から。工場はイタリアのポンティーニアという人口1万4千人ほどの海沿いの町にあります。


工場のまわりにトマトの自社農園150ヘクタールを所有し、100%オーガニックのパスタソースのみ製造しています。
応対してくれた社長のValerionは3代目。トマト以外の野菜も含め、全体で700ヘクタールの農園を所有、1ヘクタールあたり80トンの収穫量となっています。


収穫期である7月から8月に全て一次加工を行い、ドラム缶に詰める作業までを行います。
オリーブオイルなどを混合する二次加工は、受注後に行って、出荷されます。

工場近くにはBio fattoria solidaleという、身体障害者の自立支援を行うオーガニック農園施設があります。
季節に応じた様々な野菜を育て、市場に出荷したり、加工メーカーへ仕入れをしたりしています。
パスタソース工場とは目と鼻の先の距離なので、新鮮なトマトが届けられ、新鮮なままの状態で加工することができます。
今回突然の訪問となり、施設の人々に当社の活動や取組み、市場展開などを説明する機会を設けていただきました。

施設の代表であるMarco氏は現在5代目。初代は時のムッソリーニと掛け合い、元々沼地であったこの土地ポンティーニアを開拓したそうです。
当施設はイタリアで様々なメディアでも取り上げられています。

http://www.youtube.com/watch?v=dmq2lLGujc0
イタリア語のみになりますが動画です。

 

続いては、イタリアシチリア島にあるパスタメーカーへの訪問です。

生産者は100年以上前、オイルの販売会社として創業しました。その後、シチリア産100%のオーガニックセモリナ粉でのパスタを製造を開始し、現在に至ります。現社長で3代目となります。

デュラム小麦は11月に播種、5月末から収穫されます。年間2000~2500トンを30~50のシチリア内の生産者から仕入れており、100%オーガニックのシチリア産です。
100%自社製粉で、24時間以内にパスタが製造されます。

世界遺産エトナ山の火山灰による肥沃な土地でデュラム小麦は育てられ、山から流れる冷水を使用してパスタは作られます。
押し出し成型の際にスピードを抑え、熱変性を抑える低温乾燥(50-65℃)が特徴。原料をミキシングする際に、ミキサー内部を脱気し、真空状態にすることによって、
捏ねあがった小麦粉生地は余分な空気が抜け引き締まった生地になります。ナチュラル製法なので必須アミノ酸を多く含むことも特長です。

 


当該商品は9月販売開始を目指して現在準備中です。

 

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